精液を吸い取ってくれる素敵な悪魔がいる!?

ギリシア神話のセックス好きな神々たちは他の宗教やドラマにも大きな影響を与えました。それゆえ、キリスト教の悪魔の中にはエッチな存在もあります。女性を犯すことを専門にする悪魔のインクブス、男性を犯すスペシャリストのスクブス(サキュヴァス、サッキュヴァス、サッカバス、スクブス、サクバスなどとも表される)です。

スクブスは悪魔といえども、男性にとってはありがたい存在です。何と、眠っている間に訪れてベッドに潜り込み、パンツを脱がせペニスを引っ張り出して大きくしてくれた上に、精液を搾り取ってくれるのです。お金を請求することもなく、ただ単に、その気もない男を気持ちよくさせて昇天させるだけ。襲われた男性は激しいオーガズムのあまり死にそうなほどの快感を得るだけです。男性なら誰でも、「1度は襲ってもらいたい」と願うような女性ですが、あくまでも、「悪魔」なのです。

下半身裸で来てくれる!?

スクブスのユニフォームは、下半身に何も身につけないという身なりです。いちいち下着を脱ぐ手間を省くために最初からはいてないのです。男性が眠っている寝室にコウモリの姿でやってきて、人間の姿に返信するのですが、そのときの出で立ちはノーパン、ノーブラです。上には薄いスケスケのシャツ1枚。勃起した乳首も丸見えなだけでなく、つるつるのヴァギナはぱっくりと口を開いて濡れています。

鼻先にヴァギナを近づけられると、男性は匂いに反応して目を覚ましますが、目の前に女性器がぱっくり。バイアグラの必要なED男性でもなければすぐに勃起してしまいます。すかさず、スクブスは大きくなったモノを口に含んでさらに大きくしてくれます。カチンカチンになったところで、自ら導き、騎乗位のスタイルで腰を激しくグラインド。どんな男性もあっという間に昇天させられてしまいます。睾丸に満タンにたまった精液を一滴残らず射精させ、しばらくはセックスできないほどにしてしまうのです。男性にとっては、これほどに恐ろしく、かつ、とてもありがたい悪魔はいないと言えるでしょう。ただし、真の姿はとても醜く、それを見ればカチカチのペニスも一瞬にしてしぼんでしまうほどなのだそうです。

夢精したのは悪魔のせいだった!?

スクブスは、襲う男性の心の中に侵入し、好みの女性像や好きなセックススタイルを読み取ります。男性にとっては、まさに「夢に見た女」の姿で現れるのです。おっぱいの大きさや形、ヴァギナの形や匂い、クリトリスの形など、理想を読み取り実現します。体位も思いのままに操り、騎乗位だけでなく、後背位や正常位、松葉崩しなど何でもあり。シックスナインもアナルセックスも、男性の夢見る通りにやってくれます。

睡眠中に襲われるために、男性の中には現実なのか夢なのか分からなくなる人もいます。気持ちよく射精したのが、スクブスにやられちゃったからなのか、ただ単にエッチな夢を見ただけなのか。そのため、寝ている間に射精してしまったときには、「スクブスに襲われた!」とされました。夢精を悪魔のせいにしたのです。

禁欲が求められたキリスト教の世界では、スクブスに襲われることが「恐れ」られていました。信心を抜きに考えると、悪魔ではなく天使のように見えるのですけれど…。