浮気セックス中に縛られたアプロディーテー

アプロディーテーは愛と美とセックスを司る美しい女神です。かのトロイア戦争の発端となったとされる「パリスの審判」で、最高の美女と認定されました。つまり、ギリシア神話の美しい女神たちの中でも、一番の美人だということになります。ただ、やっかいなのは、「美」だけでなく「性」も司っていたことです。アプロディーテーは、とにかくセックスが大好き。毎日やりたい、いろんな人とやりたい、いろんな場所でやりたい、と貪欲に男を求めます。今どきの言い回しなら「やりマン」だったわけです。

アプロディーテーがセックスの虜だったのには、出自が関係しているのでしょう。実は、彼女はペニスから生まれたのです。天空神ウーラノス(ウラノス)は、ガイアの怒りを買ってペニスを切り落とされてしまいましたが、その切られたモノから生まれてきたのがアプロディーテーです。発射された精子ではなく、ペニスそのものから誕生しました。

男の子が母親のおっぱいをいつまでも愛するのと同じように、アプロディーテーは男根を愛したのでしょう。男性がおっぱいを吸うように、ペニスにしゃぶりつきます。そうした男遊びが激しすぎて浮気を繰りかえし、挿入されている最中に縛られてしまいました。結合したままの姿を、神々たちにさらされ笑いものにされたのです。

醜男の幸運な初体験!?

ヘーパイストスというブ男がいました。炎と鍛冶の神様で物作りが得意です。とても醜いために女性からは相手にされず童貞で、自分で慰める毎日を過ごしていましたが、ひょんなことからアプロディーテーと結婚することになりました。

結婚の経緯については諸説ありますが、あらゆる男性を虜にしてしまうアプロディーテーに対して、ただひとり関心を示さなかったからだと言われています。自分になびかない男に初めて出会い、プライドの高いアプロディーテーが、「何としても」と口説いたのです。童貞のヘーパイストスにしてみれば、棚からぼたもちの大ラッキー。

一番の美女が自ら股を開いて乗ってくるのですから、拒めるはずもありません。あっという間に昇天させられ、一晩中何度もいかされました。結婚した二人はセックス三昧の日々を過ごしますが、ひとりの相手とばかりしていられないのが、アプロディーテー。浮気の虫が騒ぎだし、他の男をベッドに誘い込むようになったのです。

挿入中に縛られ皆に見られた!?

アプロディーテーのお相手は、軍神アレス。ヘーパイストスに隠れて、不倫を繰り返していました。友人からふたりの密通を聞かされたヘーパイストスは、復讐するために得意の技術をいかしてベッドに細工を施します。二人が交わると、縄が飛び出してベッドに縛り付けてしまう装置を作ったのです。アプロディーテーとアレスはまんまとこの罠にかかります。

アレスが挿入し二人がエクスタシーに達しようとしたその瞬間、ベッド脇から飛び出した縄が、ふたりの体を縛り付けます。挿入したまま身動きがとれなくなった姿を、ヘーパイストス笑います。さらには、神々を集めて、ぴったり結合している姿を披露しました。

こうしてブ男と美女の結婚は破綻しますが、アプロディーテーは懲りることなく、その後も男根を食べ続けたそうです。