神々からはこんなものも生まれた

ギリシア神話の神々は男女を問わず精力旺盛。
女神たちの中には純潔を守りとおしたアテナやアルテミスもいますが、男性は皆大いに恋愛やセックスを楽しんでいます。

神々の精液から生まれたものたち

人間でも動物でも、精子のことを「種」と呼びますよね。
それは精子と卵子が生命の源である上、卵子だけでは妊娠できないからです。
「精子だってそうでしょう?」と思うかもしれませんが、神々の世界ではこの法則は適用されません。
例えば、鍛冶の神ヘーパイストス。
彼はゼウスとヘラの最初の子ですが、生まれながらに両脚が曲がっていたことから母ヘラにうとまれ、捨てられてしまいます。彼は海の女神テティスに育てられ、その間に鍛冶の技術を身につけたと言われています。 ヘーパイストスの妻アフロディテはオリンポス一の美女でしたが、同時に大変な浮気者でもありました。何しろ愛と美を司る女神ですから、そちらの方も奔放だったのです。
ゼウスとヘラの命で半ば無理やり、容姿が優れているわけでもないヘーパイストスと結婚させられたことがよほど不満だったのでしょう。
ヘーパイストスもだんだんこの妻を疎んじるようになり、夫婦仲は冷え切ってしまいました。
そんな時、アテナが武器を注文するためにヘーパイストスを訪れます。アテナは生涯純潔を守り続ける誓いを立てた女神でしたが、ヘーパイストスは彼女の凛とした美しさに欲情し、思いを遂げようとします。 当然アテナが相手にするわけがありませんよね。しかし我慢できないヘーパイストスは何とそのアテナの脚に精液をかけるという暴挙に出ます。
アテナが羊の皮でそれを拭き取り投げ捨てると、不思議なことにそこから下半身が蛇で上半身が人間のエリクトニオスが生まれました。
つまり彼は、ヘーパイストスが単体で作った子どもということになります。
ギリシア神話にはこのパターンが意外に多いことをご存知でしょうか。実際アテナも、父ゼウスの頭から成人の姿で誕生しているのです。

ゼウスの精液は××の象徴

性欲の強さも神々のトップと言えるほど「お盛ん」な主神ゼウス。
バイアグラいらずの底なしの精力で、さまざまな女性と浮名を流し、あちこちで子どもを作っています。
それどころか、自慰で出した精液からアーモンドの木ができたという説もあるほど。
神さま、人間だけでなく、それこそ森羅万象の誕生に関わっているのですね。
英雄ペルセウスの母ダナエーと交わった時は、「黄金の雨」に姿を変えたと言われていますが、これこそが「精液を与えた」、大地に雨が降り注ぐ=卵子と精子が結びついた、という意味であることが現代では定説になっています。

ミノス王にかけられた呪いとは

最後にミノス王の話をご紹介しましょう。
彼はミノタウロスを産んだパーシパエーの夫ですが、彼自身も大変な女好きでした。パーシパエーは太陽神ヘーリオスの娘で、魔女キルケーとは姉妹です。夫の浮気を知りつつ、見ないふりはできませんでした。そこで、ミノスに呪いをかけます。
それは、ミノスが自分以外の女性を抱く度に精液の代わりに蛇やムカデ、サソリが出るというもの。浮気相手の女性を死に至らしめる、恐ろしいものでした。
しかし、パーシパエー自身も後に呪いをかけられてしまうのですから、皮肉な顛末というべきでしょう。

とにかくその性欲旺盛さが「すごい!」と思ってしまうギリシアの神々。現代に生きる男性たちも、ここぞという時にはバイアグラの力を借りるなどしてあやかりたいものですね。専門のクリニックなどにいけば簡単に処方してくれるらしいので、ギリシアの神々のように力強さを示したいのであれば、ぜひ検討してみましょう。