日本の女神はバックが好きだった!?

ギリシアの女神たちがとても淫乱(いんらん)だったのと同様に、日本の女神たちも初めての瞬間からセックスが大好きでした。わが国で最初に性交を経験したのは女神の「イザナミの命(みこと)」(伊邪那岐命)。初体験にも拘わらず、いきなりバックスタイル(後背位)で男根を受け入れました。痛がることもなくすんなりと挿入されたばかりか出血もなく、スムーズに「初めて」を経験したようです。生まれながらにして、性交に適した肉体だったのかも知れません。間を開けずに何度も交わり、次々と子をもうけました。天性の才能を持っていたのでしょう。

お相手の男性は「イザナギの命」(伊邪那岐命)。実は、イザナギも童貞でした。チェリーボーイとバージンが交わったわけですが、このときにはまだ誰もセックスをしたことがないので、やり方がわかりません。場所は屋外で、いわゆる「アオカン」です。恥ずかしいから暗いところでしよう、とか、声を出さないように、といった配慮はありません。まだ地上には国も人も存在していなかったので、思いついたらいつでもどこででも、できました。わが国で最初の性交は、野外での立ちバックというあられもないスタイルだったのです。

互いの体を見ているうちにその気になった!?

イザナギもイザナミも、初めはセックスというものの存在すら知りません。天から地上に降りてみようということになり、イザナギが長い棒で海をかき混ぜると島ができましたので、そこに家を建て暮らし始めました。もちろん、自然人の二人は服など着ていませんので素っ裸です。アダムとイブ同様に、まだ恥ずかしいという感情を持っていなかったのです。生活するうちに、それぞれが互いの体をまじまじと見つめ、比べることで、大きな違いに気がつきます。イザナギは、「ボクの体は十分すぎて余っている突起物があるんだ」と語り、イザナギは「私の体にはちょっと足りないところがあって、ぽっかりと穴が開いているのよ」と答えました。

イザナギが自分のそそり立った棒を見せつつ、「それじゃあ、僕の余っている大きなモノを、君の足りない部分に挿入してみてはどうだろうか?」と提案すると、イザナミは「それは素敵な考えね!」と賛成します。こうして二人は、セックスを始めました。

どう挿入するのか分からない!?

いざ始めようという段になって、イザナギは戸惑います。童貞男子なら誰でも経験することですが、どう入れたらいいのか分からないのです。今どきの男子ならネットで検索するところでしょうけれど、何せ世界で初めての性交ですので前例がありません。生まれつき率直なイザナギは、素直に尋ねます。「せっかく勃起しているのに、やり方が分からない」と。

すると、イザナミが優しく答えました。「あそこにいる海鳥がやっているのと同じようにしてくれればいいのよ」と。海鳥はオスがメスを後ろから抱き抱えるようにセックスします。イザナミはそれを真似て、立ったままお尻を高く突き上げました。その姿に興奮したイザナギは、差し出された穴に向かって一気に挿入しました。

これが古事記に描かれた人類最初のセックスです。1度してしまうと、何度もしたくなるのがセックス。二人は毎晩いそしんで次々と子をもうけますが、それぞれが島となり、日本の国土が誕生しました。わが国はセックスで生まれた国なのです。